DevToys Web 2026年8月リリース:診断ツールと開発用ユーティリティを拡張
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今回の更新
DevToys Webの開発者向けツールを拡張しました。文字列やデータの変換だけでなく、公開前のWebサイトを確認するための診断機能へ重点を広げています。
追加・改善した領域は次のとおりです。
- DNS、TLS、HTTPの状態をまとめて確認するサイト診断
- OGPとSEOの基本的なメタデータを確認するページ検査
- ドメインのWHOIS情報を調べる機能
- JWTのclaimsと署名を確認するワークスペース
- JSON、Markdown、文字列処理など日常的な開発用ツール
使い分け
入力をサーバーへ送らずに処理できるものは、従来どおりブラウザ内で完結します。一方、DNSやTLS、別ドメインのHTMLを取得する機能はAPIを経由します。画面上でこの違いが分かるよう、ツールごとに説明と注意書きを表示しています。
診断を行うときの流れ
サイト診断を使うときは、まず自分が管理しているURLを入力し、診断の対象範囲を確認してください。URLの入力欄では、HTTPとHTTPSの違い、パスを含むかどうか、リダイレクトが発生するかどうかによって結果が変わることがあります。診断を始める前に、調べたいページの正規URLを選んでおくことが重要です。
リクエストがAPIへ送られる機能では、APIが対象URLへアクセスしてレスポンスを取得し、その結果から画面に表示する項目を作ります。取得先がタイムアウトした場合、TLS証明書の検証に失敗した場合、DNSが解決できない場合、HTMLに必要なメタデータがない場合は、それぞれ利用者が次に何を確認すればよいか分かるよう、エラーや不足項目を区別して表示します。すべての問題を「サイトが壊れている」と一括りにしないことを重視しています。
診断結果を修正作業に使うときは、一度見て終わりにせず、設定を変更した後に同じURLで再確認してください。CDNのキャッシュ、DNSのTTL、証明書の反映、外部クローラーの取得経路によって、変更直後は古い状態が表示されることがあります。DevToys Webの結果はあくまで調査の補助であり、監視サービスやセキュリティ監査を置き換えるものではありません。
品質面の更新
APIを使う機能には、正常なレスポンスだけでなく、タイムアウト、到達不能、リダイレクト後の404、不正なURLを想定したテスト用のモックを用意しています。失敗理由をそのままサーバーのスタックトレースとして表示していないかも確認しています。
ブラウザ内のツールについても、空の入力、非常に長い入力、Unicode文字、改行を含む値、無効なエンコードを確認対象にしています。変換処理では、入力を受け付けたことと、結果が期待どおりの形式になったことを分けて確認します。例えばデコードできない値を黙って別の文字列へ置き換えてしまうと、利用者は正しい変換結果だと誤認しかねないため、失敗を表示する設計を優先しています。
新しいツールを公開するときは、一覧に追加されているか、直接URLを開いても説明が表示されるか、入力欄にラベルがあるか、結果をコピーしやすいか、モバイル画面で横スクロールが必要になりすぎないかを確認します。ツール本体の実装だけでなく、検索結果から初めて来た人が安全に使える説明までを一つのリリース範囲として扱っています。
利用する
DevToys Webを開くと、カテゴリ別のツール一覧から選択できます。サイト診断では自分が管理するURLだけを対象にし、秘密情報を入力するツールでは本番の資格情報を使わないでください。
今後は、よく使うツールへの移動を速くする検索機能と、各ツールの入力例・出力例の改善を進めていきます。
検索機能では、ツール名だけでなく、JSON、DNS、JWT、OGP、エンコードといった作業名からも目的のページを見つけられるようにします。入力例と出力例は、実際にツールが処理できる値を使い、秘密情報や実在の利用者データを例として公開することはありません。例は結果を理解する助けになりますが、値をそのまま貼り付ければよいと誤解されないよう、値の意味と置き換える箇所もあわせて説明します。
診断機能を拡張する場合は、対象URLへのアクセス範囲、取得するレスポンスの大きさ、タイムアウト、リダイレクトの扱いを先に決めます。便利な判定項目を増やすことよりも、入力値を受け取る境界と失敗時の説明を維持できることを公開条件にしています。
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